私は1戸目の戸建てを千葉県八街市に購入しましたが、戸建て賃貸の供給過剰エリアになりつつあったことから、物件検索対象エリアとはしていましたが、実際に内見に行くことは全くありませんでした。
今回、ある仲介さんより情報を頂き5年振りに八街市へ物件の内見に行ってきました。
・価格 600万円強
・築25年前後
・土地300平米 建物100平米
・駐車場2台分のスペースあり
・上水道と浄化槽
・所有者入居中
・想定賃料 約7万円
この物件は比較的新しく土地建物の面積も広い分価格も高めのため、賃貸用戸建てとしては利回りはあまり高くなりません。
今回興味を持ったのは、売主が
①退去して空き家として引き渡し
②条件が合えばリースバックとして引き続き居住する
ことを売主が迷っているということです。
ただし住宅ローンの残債は無いことから生活に困窮している訳ではなく、売主はそれなりに高齢になってきたことから、資産整理を進めて身軽になっておきたいという理由のようで、②であれば実質オーナーチェンジ扱いとなり、リフォームと入居に関する費用が不要です。
賃料を安くしてあげる代わりに買値も低く抑えて、長期入居も歓迎、退去したら実需向けに買値以上で売却も狙えそうです。
仲介と現地で待ち合わせ、を売主(夫婦)と挨拶を交わし室内を見せてもらうことになりました。
1階は広いリビングともう一部屋、キッチン・トイレ・浴室があります。
築25年前後で和室もないことから「昭和感」はありません(笑)
ただしキッチン周辺が多少傾いております。
売主はこの物件を10年以上前に中古住宅として購入しておりましたが、当時より若干の傾きがあったようで、その後は傾きの悪化は無いとのことでした。
ジャッキアップによって直す必要も無さそうで、床の張替え等である程度カバーは出来そうです。
リビングは売主がヘビースモーカーのようで、クロスは真っ黄色ですが、どっちみち張替えするので全く問題ありません。
トイレにはウォッシュレットも付いており、浴槽もユニットバスなので特に問題は無さそうです。
続いて2階です。
洋室が3部屋ありどの部屋も比較的きれいですが、傾きの影響かキッチンの上の部屋の窓の建付けが極めて悪いです。
ベランダは日当たりの良い南向きですが、手摺りの一部が腐食して内部に浸みているらしくビニールのカバーが掛けられておりました。
次に建物回りと庭ですが、外壁は酷く汚れてはいませんが一部が剥げてしまっており、スレートの屋根は新築時から何も手入れがされていないようで、近いうちに一度塗り直す方が良さそうです。
庭には建物に付帯された3畳程度の物置部屋もあり、バーベキューが出来るくらいの広さもあります。
荷物や植木が多くごちゃごちゃしてますが、敷地内全て舗装されており雑草の心配もなく好印象です。
売主へお礼を言って退散し、敷地外で仲介の担当者と作戦会議です。
①の通常退去であれば、ある程度の指値は効くようです。(この場合、近くの息子夫婦の家に転居予定)
②のリースバックであれば、今後は家賃の支払が発生するので、その原資としてある程度高めの金額の提示が必要になり、且つベランダの手摺りも買主負担で直して欲しいと言われました。
①②それぞれのメリット・デメリットがありますが、それぞれの買付価格(②はさらに賃料の提示)を、一両日中に仲介に対して提示することを約束して本日は終了となりました。
⇒続く!