今思えば、買ったのは失敗だった戸建て

不動産

戸建投資初期の頃に購入した物件は

「なぜ、こんな物件を購入してしまったのだろう」

「購入するとしても、なぜもっと指値を大きくしなかったのだろう」

などと、今振り返ると購入したこと・購入した価格を、誤ったと感じる戸建てもあります。

特に後悔しているのは、2戸目に購入した千葉県鎌ケ谷市の戸建てです。

戸建投資編【千葉県鎌ヶ谷市】~2018年②~ 
前回の記事の通り、「山手線の駅まで(ギリギリ)1時間でたどり着ける戸建て」に絞って、実需系サイトをくまなく探しました。ここで言う「ギリギリ1時間」とは最寄り駅からではなく物件所在地からです。大体、路線価で50,000円~100,000円...

・価格 約430万円

・リフォーム費用 約70万円

・土地・建物ともに、約50㎡ 

・平成元年築

・駅徒歩15分弱

・公道接道・段差・擁壁無し

・上下水道完備、都市ガス

・路線価 65,000円程度

 

この物件を購入したタイミングは、手持ち現金に余裕があったこと、1戸目の戸建投資デビュー物件がオーナーチェンジ物件で購入後すぐに家賃が入って嬉しさもあり、完全に「買いたい病」となっていた時期でした。

購入後に、想定以上にリフォーム費用が膨らんだ訳でもなく、入居後に設備の不具合や滞納に悩まされた訳でもありません。

1組目は入居直前にキャンセル、2組目は2年程度で退去、現在は3組目が入居中で、運営はやや苦戦しておりますが、これは結果論であり、問題視しておりません。

一番の失敗は、「想定家賃のリサーチが不十分だった」ということです。

当時は、「今後は核家族化が進むので、広い戸建てよりも小振りな戸建ての方が、ペットを飼いたい夫婦∔子供1人、高齢者、母子家庭など、幅広い顧客層を取り込める!」と思っており、近隣の2DKのアパートの家賃の+10,000円程度で余裕で決まると思っておりました。

正直、いくら位の家賃が取れそうか、リフォーム費用込みで利回りは何%程度は狙えるか、ということは深く考えておらず、そもそも購入時において、リフォーム費用がいくら位になるのか検討も付いておりませんでした。

単に、「平成築で駅徒歩圏で500万以下なので安い!」と、土地・建物の面積が狭いことは、さほどデメリットとして感じていませんでした。

その結果、1戸目のオーナーチェンジ物件の利回りが17%台だったのに対して、この物件はリフォーム費用込みで12%程度の「パッとしない物件」となってしまいました。

建物面積が狭いため、今後家賃を大きく上げることはほぼ不可能で、投資家へ売却するとしたら良くて500万円(12%)程度であり、場合によっては13~15%程度の売却となってしまう可能性すらあります。

平成築なので、長期保有して家賃で投資額の大半を回収することが出来れば、投資としての負けは無いとは思いますが、、、

 

立地や外観などは及第点なので、この物件でキャピタルゲインを狙うとしたら「実需向けに売却」の一択となります。

建物面積がギリ50㎡を切っているので、中古住宅として「仲介」で売却した場合、令和4年現在も住宅ローン控除は受けられないようですが、比較的低所得者向けの物件なのであまり関係ないと思います。

 

①退去後、リフォームをして実需向けに売却

②長期譲渡となったタイミングで、入居者へ売却を持ち掛ける

③接道が弱い隣地へ売却を持ち掛ける

 

将来は、オーナーチェンジではなく①~③の方のどれかで上手く売却したいものです。

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