不動産投資におけるドルコスト平均法とは?

不動産

不動産の価格は7~10年周期で上下することが、ここ30年くらいのトレンドです。

景気が悪くなれば金利を下げて(≒金融緩和を起こし)、市中に現金が行き渡りやすくして、融資も緩くさせることにより不動産購入の動きが活発になり、不動産の価格が上がります。

その後、明らかな割高水準に達すると、何かが引き金となってバブル崩壊し不景気一直線となり、不動産の売り圧力が高まることにより、不動産価格の暴落が始まります。(←今、ココです)

株式投資においては、固く儲けるための手段の一つして、価格が高くても安くても毎月一定金額を購入するという「ドルコスト平均法」という投資法があります。

価格が高いタイミングでは少量の株を購入し、価格が安いタイミングでは多めの株を購入することが出来るので、平均取得単価が安くなるためです。

 

不動産投資において、大成功している人は大きく分けて以下の2パターンだと思います。

①10年以上に渡り、コツコツを物件を買い増しし徐々に規模拡大

②価格低迷期から上昇期にかけて一気に高額な物件を買い進め、価格が天井を打ったあたりで物件を売却

ドルコスト平均法の考え方は、不動産投資にも応用出来ないでしょうか?

株と同じで、価格高騰期でも本来の価値と比較して割安なら買うべきですし、また物件価格の今後のトレンドを正確に予測出来る人もいません。

また毎月(毎年)同じくらいの金額の物件をきちんと買い続けるのも無理があります。

そうなると一番現実的な手法は、

・価格高騰期には、低額な物件を

・価格低迷期~上昇期には、高額な物件を

購入し続けることで、①②の良いとこ取りが出来ます。(たぶん)

リーマンショックの時は、危機発生時から不動産価格が底を打つまでに約3年掛かったようです。

2023年くらいが底となる可能性が高そうですが、今回のコロナショックは金融緩和っぷりが半端ではないので、個人的には郊外は底打ちまで長引きそうですが、都心部の回復は早いような気がします。

ドルコスト平均法の「罠」は、高値水準のタイミングで売却しないと大して儲からないことです。

株も不動産も、最終的に高値売却することが重要ですね!

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