埼玉県三郷市の戸建ては、2018年12月に購入し、2019年5月~12月まで、自宅建て替え期間限定の短期入居者に住んでもらっておりました。
予定通り昨年末に退去しましたが、幸い今年1月にすぐに入居者が決定して一安心しておりましたが、その入居者が5月に退去することが決定してしまいました・・・
いわゆる「コロナ退去」です。
コロナウィルスが蔓延し始めた3月頃より心配しておりましたが案の定です。
自営業の方が入居してくれていたのですが、業績が急に悪化して家賃を支払うことが出来なくなったとのことです。
「住宅確保給付金」を入居者へ案内してもらうよう管理会社へ依頼しましたが、家賃以外にも商売上の各種支払いに困窮してしまい、やはり退去せざるを得ないという状況このことでした。
1月に近隣のアパートより引っ越してきた方で、今迄よりも高い家賃の戸建てへ「ステップアップ」したはずです。
その時点ではコロナウィルスの影響は無かったはずなので、わずか3カ月の急転直下です。
おそるべしコロナウィルス・・・
私個人はサラリーマンなので、夏のボーナスの支給見込額が下がりそうなこと以外、現時点ではコロナの直接的な被害はありませんでしたので、初の「コロナ被害」です。
退去を止めても、最終的に回収出来ない家賃や現状回復費が発生する可能性も高く、止む無く退去してもらうことにしました。
他にも自営の方が住んでくれている戸建てもあるので心配になってきました・・・
コロナの影響が長引き景気がリセッション入りすると、生活レベルを引き下げる目的でより安い家賃の住居を求めて「より郊外の」「より狭い」「より古い(ボロい)」物件を求める人が増加しそうです。
そもそも長期的には、低所得者向けの住宅需要が増加することは間違いないと、過去に書いたことがありましたが、想定以上にその流れが加速しそうです。
三郷市の戸建ては、年初には売却も視野に入れておりましたが、現在の市況においては高く売れそうな気がしません。
買付けが入っても、鬼指をくらうでしょう(笑)
生活維持費を下げるべく都内から移り住むことを検討している層は一定数いると思いますので、なんとか早めに入居者を決めたいと思います。
実は昨年末にも千葉市緑区の戸建ての入居者が半年程度で短期退去しております。
戸建は一度入居したら、長期入居になるのがあたり前と思ってましたが、何があるか分からないのが不動産賃貸業ですね・・・