先日、紆余曲折を経て埼玉県三郷市の戸建ての入居が決まったと記事にしました。
管理会社とはメールでやり取りしていたので入居者の属性等は聞いていなかったのですが、先日賃貸借契約書が管理会社より送られてきて、詳細を確認することが出来ました。
・60代男性2名の入居
・同じ勤務先(コロナの影響を強く受けている業種)
・前居住地は、東京都東部の下町
・猫一匹飼育
この物件は金町駅が最寄ですが、数キロ離れており、バス利用が必須となります。
金町駅徒歩圏の戸建て物件は、立地以外が私の物件と同じスペックだとしたら価格は2倍程度と高くなり、当然家賃もその分高くなります。(利回りは私の物件の方が高くなりますが)
この入居者は前居住地でも一緒に住んでいたようで、おそらく揃って収入が減少したため、家賃を低く抑えるために「都落ち」して私の物件にたどり着いたのだと思います。
感覚的には、家賃10万円から6万円(ひとり5万円から3万円)になったイメージかと思います。
この物件は自営業者の方が今年初めに入居しましたが、コロナの影響により家賃が払えなくなると言って5月中旬に短期退去してしまっておりました。
コロナの影響なのか、募集開始をしてから入居が決まるまで4カ月以上掛かりました。
ただし「コロナによる退去」は、結果として「コロナによる入居」となり、やっと一安心です。
猫を飼っていることもあり、年齢的にも長期入居となる予感がします。
年金受給開始となっているはずであり、今の勤務先を退職したとしてもこの家賃であれば猫1匹飼育しながらでも生活は出来るはずですし、男女のように喧嘩して別れた、子供が出来て手狭になった、転勤になった、といった生活の変化は今後まず発生しないと思われます(笑)
この物件は2018年12月に購入して2019年4月より最初の入居者が付いたのですが短期退去が続き、購入して丸2年経過していないにも関わらず今回の入居者が3組目です。
戸建投資がこんなに安定しないとは夢にも思っていませんでした(笑)
幸いにも退去時の私の持ち出しは合計数万円程度で済んでおり、想定外の費用は発生していないのが不幸中の幸いです。
3~4年程度住んでもらい、長期譲渡となったタイミングで過去記事の通り、手紙をくれた社長に相応の金額で売却することが出来ればベストです。(その頃は「もう500万円でもいらんわ!」と言われそうですが・・)
コロナによる影響が本格化して半年以上経過しました。
今後、政府の給付金や補助が底を尽けば、いよいよ不動産マーケットへも大きな影響が顕在化すると思います。
・資金繰りのために物件を売却
・非正規や外国人、大学生に加えて、正社員も勤務先リストラによる退去が加速
一部では金融緩和バブルによるカネ余りが、不動産価格の高騰へ繋がるという予測も出ておりますが、それは都心の一部のみで、私が物件を所有している路線価15万円以下の郊外においては、数千万程度のアパートを中心に基本的には価格は下がると予測しております。
ただし500万円以下の戸建ては依然としてバブルです。
来年の不動産市況は、都心5区と500万円以下の戸建のみ、バブルになっているのではないでしょうか(笑)