不動産投資向け融資が引き締められ、1棟ものを中心に物件を買いにくくなったことに加えて、物件価格が下落傾向にあることから、無理して買わない(買えない)という投資家も増えております。
まだ融資が付く区分や新築アパートはまだそれなりに活況のようですが、一般的な不動産投資家が今、何をしているかを、私の周囲の状況と一部憶測で記載すると大体以下の通りかと思います。
①頑張って築古1棟物購入(オリックス、三井トラスト、公庫あたり)
②築古戸建て(現金or公庫)
③太陽光(信販メイン。まだ融資は余裕で出ている様子)
④民泊(都内で転貸、もしくは地方観光地にて物件を購入し運営)
⑤シェアハウス(一部公庫等で融資を引いて物件を購入しているが転貸メイン)
⑥貸会議室(区分を借りて、転貸で時間貸し)
⑦物販(アマゾンで転売、海外から輸入し国内にて卸・販売)
こんな感じでしょうか。
一時期流行った、コインランドリーは供給過多、トランクルームはキュラーズが大量出店しており個人がやるには限界もあり、最近ではあまり聞きません。
不動産投資家は年々増加していることに加えて、年金2000万円問題も追い風となり、上記のような投資に新規参入したサラリーマン投資家もかなり増えていると思います。
そうなると何が起こるか? バブルです(笑)
②はここ数年価格が上昇傾向ですし、③は買取単価の問題で1KWあたりの販売価格は下がってはいますが利回りはせいぜい10%前後の物件がメインであり、かなり収益性が物件が中心です。
また④~⑥は需要の供給のバランスで取れる価格(賃料・利用料)は変わってきますが、需要を上回るペースで供給数が増加している感じもあり、採算悪化する物件も今後増えるような気がします。
⑦についても、よほど勉強しないと、労力の割にさほど儲からないでしょう。
株価も暴落しそうな兆しが出てきておりますし、為替も円高傾向です。
こういう時は、マーケットリサーチはしながらも、現金(日本円)をしっかり貯めておくのが実は正解かもしれませんね。