不動産業者経由で良さげな戸建ての紹介をもらい、物件を見に行ってきました。
・価格 約200万円
・神奈川県伊勢原市 *バス便の市街化調整区域
・築40年強 ギリギリ新耐震
・浄化槽
・土地 110㎡ 建物 70㎡
・擁壁や段差の無い角地
私は市街化調整区域の物件は1戸も所有しておらず、内見に行くこともほとんどありませんでした。
今回の物件は、「ザ・市街化調整区域」「ザ・田舎」といった立地で、空気がおいしいです(笑)
バス停からは近く、徒歩圏に小学校・中学校もありますが、コンビニやスーパーが徒歩では少し厳しい完全なクルマ社会で、最低でもバイクか自転車は必要な立地です。
現地で仲介と待ち合わせをして合流すると、売主さんも登場しました。
室内は残置物でいっぱいの相続案件のようで、しばらく空き家になっていたようです。
残置物は多いものの、床のたわみはなくキッチンや洗面台は比較的新しく、トイレもウォッシュレットもついておりまずまず、分電盤も40Aでなかなか良い感じです。
特に傾きも感じず、ドアや窓の建付けも問題ありません。
増築未登記部分もあり、登記簿面積よりも20㎡程度広い印象です。
二階は和室と洋室の2間あり、表層リフォームのみで行けそうと思った矢先、天井の一部に雨漏り跡があり、少し剥がれているのを発見してしまいました・・・
真下の畳は濡れたり腐ったりしていないので、室内に雨が垂れてくることは無さそうです。
続いて外観です。
屋根は瓦で、外壁はモルタルで築年数相応に汚れておりますが、売主さんより外壁は一度だけ塗り直しているとのことです。
軒天の剥がれはありませんでしたが、2階の戸袋は剥げてボロボロです。
敷地内の樹木の枝は伸びきっており、外壁にツタも絡まっており、外観の印象はイマイチです・・・
残置物やガラも多く、物置の中にも荷物がたっぷり入っております。
敷地内に駐車場はありますが、かなり狭く小さめの普通車がギリギリ1台しか入りません。
室内外ともに、決定的なマイナス部分はありませんでしたが、いかんせん「市街化調整区域」につき、再建築不可の可能性が極めて高いです。
築50年の旧耐震で擁壁物件であればこの価格でも買いませんが、平地の角地、新耐震で傾き無しという点は評価出来、残置物をある程度処理してもらえれば、十分検討出来そうです。
指値は難しそうな感じでしたので、残置物の一部片付けを条件として買付を入れてみました。
→続く