物件を持っていない初心者が今日からサラリーマンリタイアを目指すとしたら?②

不動産

前回、中長期的な戦略を立ててサラリーマンをリタイアするために、今からすべきことは?ということをを記事にしました。

物件を持っていない初心者が今日からサラリーマンリタイアを目指すとしたら?①
2019年時点で、ゼロから不動産投資を開始し、いずれサラリーマンをリタイアするとしたら、どのようにアクションを起こすのが得策か? について考えてみたいと思います。 自身の属性や自己資金の金額によって動き方は変わってくると思いますが、一...

 

現在の市況を鑑みて、「土地値の高い」「戸建て」を購入することについて説明しましたが、実際にどうやって買い進めていくのが良いか記載してみます。

 

まず自己資金300万円を極力温存しておくために、融資を使います。

このブログでも何度か記載した「日本政策金融公庫」にて借入れをすることを第一優先順位で考えたいと思います。

数年前までは、他の銀行同様に公庫も融資は緩かったのですが、銀行が厳しくなったことを受けて「民業圧迫」とならないように(?)、ここ1年で公庫も厳しくなりました。

 

実際に複数回、公庫で融資を受けている私の情報・感想は以下の通りです。

・不動産賃貸業者向けの融資は、原則最大10年までになった(以前は15~20年だった)

・10年払いでの月々返済額+運営費が、賃料以下で収まる額までしか融資を出さない。(満額融資とはなりにくく、きちんと10年払いでもキャッシュフローが出ることが前提)

・所有不動産の納税証明書や自己資金エビデンス(通帳の現物など)の提出も求められるようになった。

要は、不正が無い前提で10年できちんと回る(運営出来る)よう、多少の頭金も入れて下さいということです。

初心者の方が、1戸目として公庫で融資を受けるのであれば、実際の賃料が確定しているオーナーチェンジ物件を購入する方が融資が通りやすいかもしれません。

 

築年数はあまり問われませんので、築古でも購入金額が土地値に近い、高い利回り15%前後のオーナーチェンジ物件を購入出来たとしたら、以下の通りとなります。

・物件価格 500万円  *土地値400万円

・賃料 63,000円   *年間家賃756,000円で利回り15.1%

・借入 400万円/金利1.5%/10年で、月々支払いは約36,000円 

 

自己資金を100万円+諸費用40万円の140万円投入したとしても、自己資金は160万円残ります。

 

公庫からの借入れは、原則年間1回までです。

購入後に一度確定申告して、次回の融資の際に提出する必要があります。

 

個人で購入を進めていくのであれば、2017年当時の私のように、年内に公庫を使って1戸購入しておくことをお勧めします。

戸建投資編【千葉県八街市】~2017年~
2016年までに、①低圧敷地分割(大型分譲案件)②遊休土地への設置③1区画のみの土地から購入 ④借地 と4パターンの太陽光を購入しました。公庫の融資もきつくなり、これ以上購入すると年間売電額(課税売上)が1000万円越えとなる可能性も出...

 

翌年も同じことを繰り返します。(既に実績があるので、空き家を安く買ってリフォームするケースでも、融資は多少おりやすくなっていると思います。)

自己資金はこの時点で枯渇してしまいますが、この間に少ないながらもキャッシュフローが得られている上に、給与収入の一部も貯金しておけば、100~200万円位の現金は確保出来ていると思います。

 

公庫は、一般的には無担保枠が2,000万円あると言われておりますので、この規模の築古戸建てに抵当権は設定されませんので、この時点で「土地値の高い無担保の戸建てを2戸保有している、不動産賃貸業の実績がある大家」となれます(笑)

この実績を基に、銀行の融資を受けやすくなったタイミングで1棟モノを購入するのもアリですね^^

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