投資全般に言えることですが、出口が求められる投資の鉄則は「安く買って、高く売る」です。
株、FX、金、仮想通貨、不動産、太陽光・・・・
金融商品であれば分かりやすいのですが、これが現物投資となると「買いたい病」にかかり、高い時期に高値で購入してしまう投資家が多いです。
特にここ1,2年は、副業解禁・年金不足問題も騒がれたことから、特にサラリーマンは「何か買わなきゃ!」となり、気軽に現物投資に手を出すケースが増えております。
そんな中、形成されたバブルは以下の投資案件です。
①プチバブル 太陽光
②超バブル 区分マンション(特に新築と都内築浅)
①については、FITの終焉間近となり、業者も投資家も最後の追い込みに走っており、不動産と比較するとまだまだ知名度の低い投資ではありますが、ここ2,3年は確実に「プチバブル」となっております。
最初の15年間は、ローンもあることからキャッシュフローは出なくでも15年後の「ボーナス」のためにと、皆せっせと購入しております。
太陽光投資の良いところは、このブログで多数記載してきましたが「出口(売却)を考えなくて良い」ということが挙げられます。
数年前と比較するとかなり儲けは薄い状況になってしまいましたが、20年間持ち続けると今の相場でも一応プラスでフィニッシュ出来る可能性が極めて高いです。
次に②です。
都内の割と立地の良い築10~15年程度の物件は、5,6年前より利回りが2~3%程度は下がっており(物件価格は上がっており)、「超バブル」と言って間違いないと思います。
区分の不動産業者に加えて、投資コンサルタントまで、①この高騰相場で ②業者の利益が乗った「売主」物件を ③不動産初心者のサラリーマンや現物投資に疎い富裕層 に勧めております。
不動産の価格(相場)は、7~10年周期で上下することが一般的であり、日本も含めて世界中で金融緩和が続いていることから上昇相場が長引いておりますが、さすがに直近1年で、峠を越えて下がり始めた感があります。
今後、投資用ワンルームは、価格が大きく下がることはあっても、大きく上がることはまず無いと思われますので、投資の鉄則である「安く買って、高く売る」ことは難しいでしょう。
そもそも長期保有しても、保有期間中はキャッシュフローがほとんど出ません・・・
このように書くと、太陽光に軍配があがりそうですが、不動産にはなく太陽光にある唯一(?)のリスクは「インフレリスク」です。
日銀が目指している「年2%」のインフレが実現すると、給料も物価も家賃も基本的には上昇しますので、不動産であれば家賃相場や物件価格も上昇する可能性が高く、「インフレリスク」をヘッジすることは出来ます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/日本のインフレーション
逆に太陽光の場合は、20年間固定買取なのでインフレとなってもずっと当初の買取価格のままであり、20年間で大きくインフレが進めば、21年目以降の方が高い買取価格となっているかもしれません(笑)
とはいえ、「インフレとなる保証がある訳ではない」中で、「価格高騰後の」「30年ローンでもキャッシュフローの出ない区分」を購入する必要はないと思います。
本当にインフレが心配なら、不動産同様インフレに強い「株式投資」をするか、築古戸建てで十分です(笑)
様々なリスクヘッジが出来る太陽光と築古戸建ての組み合わせは、改めて素晴らしいと思いますね^^