謎の手紙が自宅へ!地上げか? ~その2~

不動産

一カ月ほど前に、自宅に謎の手紙を届き、差出人と会って私の所有している物件について、購入するか賃貸するかについて話し合ってきました。

謎の手紙が自宅へ! 地上げか?
ある日突然、知らない個人名で自宅に封書が届きました。恐る恐る中を見ると、便せんに手書きでびっしり何か書いてあります。「不動産や太陽光の投資関連か? 不幸の手紙か?」と、ドキドキしながら読み進めると、私が所有している戸建ての登記簿謄本を上...

私が提示した具体的な賃貸時の条件は、ざっくり言うと「保証会社を通さない代わりに、敷金3カ月程度をもらった上で現在ネットへ掲載中の募集家賃通りの条件」というものです。

現在、先方が従業員の社宅として借りている物件が事務所から距離があり、社長が毎朝クルマで迎えにいっているとのことですが、私の物件であれば事務所から徒歩圏なので先方の社長も毎朝、楽になるはずです。

私が提示した家賃が現在借りられている物件の家賃より1万円ほど高いこともあり、「当初1年のみ現在と同じ家賃、2年目から私が提示した家賃、且つ敷金は2カ月程度」というのが先方の要望でした。

それであれば、仲介手数料や広告料を払ってでも普通に賃貸募集して決まる方が、保証会社も付く上に、何かと安心ですし、その方が1年目の家賃も多く取れます。

先方としては、他の入居者が付いてしまえば目的は果たせなくなることもあり、こちらが先方の条件を呑む理由もなかったことから平行線となり、8月末の時点で「それなら募集サイトで一般の入居者の募集を継続する」ということで一旦決着しました。

その後しばらく音沙汰が無かったのですが、9月中旬に今後は、以前に私が提示した金額よりも100万円安い金額で「購入したい」と連絡がありました。

資金の手当てが付いたのか、隣地との交渉も順調に進んでいるためかなのかだと思われます。

 

先方が提示してきた金額であっても、「購入費+リフォーム費+購入時の諸費用」よりも、家賃2年分程度高いため、それなりの利益は確保出来ます。

短期譲渡ですが・・・(笑)

ただし先方も海千山千の会社の社長です。おそらく購入しても良いと思っている金額は提示金額より30万~50万円程度上である可能性が高いです。

一度電話をして、「金額次第では売却するが私の希望価格からマイナス100万円では厳しい。ただし金額で折り合いが付けば個人売買で売却することはやぶさかではない」と伝え、数日後に再度会って話をすることにしました。

この時点で管理会社へ連絡して、募集を止めてもらうという選択肢もありましたが、交渉がまとまらず募集継続となった場合、管理会社に申し訳ないので、管理会社へは何も言わずそのまま募集継続とする旨を先方へ伝えておきました。

これは三郷市の物件なのですが、前回の入居者が出た直後に1件内見があったのみで、直近1カ月は問い合わせも無くなってしまっていたので、「売却で話をまとめて利益確定することがベストな選択」と気持ちが固まってきました。

すると翌日、管理会社から「賃貸申込みがあり、保証会社の審査も通りました!」とメールが来ました。

「このタイミングで決まるか!? 3カ月以上決まらなかった(決められなかった)のに!!」という気分です(笑)

すぐに先方へ連絡して、今回の購入話は一旦白紙撤回してもらいました。

先方は隣地の買取に時間がかかると踏んで、まずは私の物件を賃貸もしくは購入して従業員を住まわせて、隣地との話がまとまった時点で、隣地と私の建物を取り壊し更地にしてから、新しい建物を建築する算段のようでしたので、今回の入居者が退去した時点でもこのプロジェクトが続いているようなら、その時点で先方へ売却することも可能です。

賃貸人が退去したら、再度連絡させてもらうと約し、その時点で長期譲渡扱いになっていれば、それなりに家賃も回収出来ているはずですので、快く先方の希望価格(か、それ以下)で譲ってあげたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました