コロナ禍で人と会ったり飲みに行ったりすることがめっきり減り、多少微妙な物件も含めて戸建て投資の感度が鈍くならないように、結構内見に行っております(笑)
今回は三浦半島の先端の「三浦市」の戸建てを見てきました。
三浦市は、同じ三浦半島の横須賀市と並んで人口減少が著しく、横須賀市はまだ40万人程度の人口がありますが、三浦市は4万人強まで減少してしまっております。
更には先般、京急が三浦市にある「京急油壺マリンパーク」の閉館を決定し、さらに雲行きが怪しくなってきました。
三浦市は京急の終点である「三崎口駅」が市の中心部ではなく、そこから数キロ南下した半島の先端(城ヶ島の近く)が、三浦市役所や三崎マグロで有名な漁港がある中心部(?)です。
コロナで観光客も減ったようで、閉鎖された店舗も多く、イマイチ活気がありません。
ネットの情報によると、都内からも近いことから観光してマグロを食べにしても「日帰り」となる観光客が多く、地元に落ちるお金が少ないのが三浦市の悩みの種のようです。
そんな三浦市の「中心部」まで徒歩圏の、一応市街化区域内にあるボロ戸建てを見てきました!
・ギリギリ新耐震
・路線価は付いているが、毎年ダダ下がり
・約400万円
・駐車場1台分スペースあり
・平地で公道接道
・土地・建物ともに60㎡台と、やや小ぶり
・風が超強い(笑)
三浦市は横須賀市同様に高低差が激しく、この物件も平地にあるとはいえ高台に位置しており、海からも近いこともあり、かなりの強風が吹いており、物件から風車が見えます。
賃貸中のオーナーチェンジ物件のため、室内は見ることが出来ませんでしたが、マイソクの写真で見るよりもかなり外壁が劣化して汚いです。
また、1キロ圏内にスーパーやコンビニがなく、三崎口駅からも数キロあるためクルマは必需品です。
出来れば2台分の駐車スペースが欲しい立地です。
逆にプラスな点としては、三浦市立病院が徒歩圏にあり、三浦市役所も気合を入れれば歩いて行ける距離なので、生活保護の方も対象になりそうです。(クルマを所有出来ないので、自転車や原付は必須アイテムになりますが・・)
現在は売主さんが、知人を割安な家賃で入居させており、家賃滞納は無いのですが家賃保証会社は付けていないそうです。
退去後は多少の家賃アップが期待出来ますが、長く住まわれている分、退去後の現状回復費用は高くつく可能性が高いです。
またオーナーが変わったことにより、年度変わりなどで「サクッと」退去されてしまう可能性も秘めております。
戸建て投資ブームが続いていれば「出口が無い」ということは無いと思いますが、地元に産業が少なく賃貸付けもハードルが高そうです。
そこそこまとまった額の指値が通れば検討しても良いですが、いかんせん遠いです・・
一度冷静になって考えた上で、100万円近い指値を入れたら、直近私よりも高い金額で買付を入れた人がいたようですが、それでも成約しなかったとのことで、めでたく玉砕しました(笑)
そしてその数日後、この物件はサイトから削除されておりました・・・
買いたい病の投資家が、満額近くで購入したのだと思います。