戸建ての地震保険適用(2戸)

不動産

2021年10月7日に、千葉県北西部を震源とする大きな地震が発生しました。

首都圏全域で、震度3~5強程度の揺れがあり、私も久々に身の危険を感じました。

千葉県北西部地震 (2021年) - Wikipedia

そこで、私の保有する物件のうち特に震度が大きかった埼玉県川口市・三郷市、千葉県鎌ケ谷市の戸建てについて、専門業者へ建物診断を行ってもらいました。

私は火災保険の特約として地震保険も付保しており、建物の火災保険部分は600~1000万円程度、地震保険部分はその半分の300~500万円程度の保険金としております。

通常の火災保険は自然災害の被害を受けた際の修繕費用が対象となるため、リフォームの見積書などを保険会社へ提出する必要がありますが、地震保険の場合は「見舞金」という位置づけのため、「全壊」「半壊」「一部損」と区分けされており、それぞれ保険金に対して、全壊は100%、半壊は50%、一部損は5%が、一般的に支払われるようです。

今回の地震を受けて、入居者から何か連絡があった訳ではないので、生活への影響は全くないはずですが、一部エリアでは震度5強の揺れでしたので、建物に目立った被害が無いことを確認するために現地調査を依頼しました。

 

調査の結果、三郷市の戸建てと鎌ヶ谷市の戸建ての建物の基礎部分に亀裂が入ってしまい、保険金の申請を行うことにしました。

両物件について、それぞれ保険会社へネット申請をしたところ電話が掛かってきて、保険会社の調査員が現地確認に行って判断することになりました。

その際の立ち合いも、建物診断の業者が行ってくれます。

後日保険会社より連絡があり、共に「一部損」扱いとして保険金の5%が振り込まれることになりました。

保険会社より保険金請求書が送付されてきて、記入して返送すると、1週間程度で振り込まれました。

*ただし建物調査会社に対して、保険金の一部を成功報酬として支払う必要があります。

 

法人であれば保険金(見舞金)を収支に計上する必要がありますが、個人事業主の場合はその必要がなく非課税収入となるため、私のような零細大家にとっては非常に有難いです。

ただし地震による建物基礎の亀裂により建物の資産価値は劣化しましたので、将来の売却時は「建物の基礎に一部亀裂が入っているので」と、ゴリゴリの投資家に大幅な指値を食らうと思います(笑)

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